臨床病理部・中央検査部

病理検査室

臨床病理部の紹介

患者さまが病院に来院されると、適切な治療のために適切な診断が必要となります。
《病理診断》は患者さまの治療の根幹となる最終診断として大きな役割を果たします。

病理診断

  • 組織診断(生検組織診断・・・手術などで摘出された臓器・組織の診断)
  • 細胞検査

患者さまの体より採取された病変の組織や細胞から顕微鏡標本を作製します。

病理検査においては、病理標本作成は臨床検査技師が行ない、病理診断は日本病理学会が認定した専門病理医が行なっています。

(日本病理学会認定施設 認定番号 第5059号)
細胞診検査においては、日本臨床細胞学会認定の細胞検査士がスクリーニング検査をし、専門の細胞診断医が最終診断を行なっています。

(日本臨床細胞学会認定施設 認定番号 第0210号)
病理診断、細胞診断は、臨床医(主治医)に報告され、治療にいかされます。

日本臨床衛生検査技師学会 精度管理事業、日本臨床細胞学会 精度管理事業 に参加し検査精度の向上に努め、例年100%の成績を収めています。

臨床病理部の業務

1. 組織診断

1)生検組織診断

 治療方針を決定するために、胃・大腸や肺の内視鏡検査を行った際に病変の一部を採取、また皮膚、子宮頸部、乳腺などにできた病変の一部に針を穿刺、あるいは、メスなどで切り取った組織を標本にします。この検査を生検(内視鏡生検、皮膚生検、乳腺針生検など)といい、その診断を生検組織診断と呼びます。癌の有無、手術の必要性、治療の選択などに有用な検査です。

2)手術などで摘出された臓器・組織の診断

 摘出された臓器・組織は、病理医が肉眼で病変の部位、大きさ、性状、広がりなどを確認し、診断に必要な部分を標本にするために切り出します。臨床検査技師が、顕微鏡標本を作製します。病理医が標本を顕微鏡で観察し、癌の有無、病変の広がり、浸潤、進行具合などを診断、手術で病変が全て採取できたのか、追加治療の必要性、癌の場合、腫瘍の性格、転移の有無などの情報を臨床医に報告し、治療方針の決定に役立てます。

3)術中迅速診断
術中迅速診断

 病変が体の深部にあるために生検が困難な場合、手術前に病理診断ができない場合などに、手術中に病変の病理診断を行なうのが術中迅速診断です。手術中に採取された病変組織を急速に凍結し、顕微鏡標本を作製し、10から30分以内に病理診断が行われます。診断結果は執刀医に連絡され、手術方針が決定されます。また、臓器・組織の断端の癌の有無、癌の転移が疑われる部分を調べて手術で切除する範囲を決めたりする時にも役立ちます。

2. 細胞診検査

 細胞診検査は、患者さまの体から採取した検査検体の中の細胞を顕微鏡で観察し、細胞診断を行います。
 肺癌や膀胱癌では喀痰や尿の中に癌細胞が混じることがあり、子宮癌検診では子宮頸部から細胞を擦り採り、乳腺や甲状腺などの検査では腫瘤や腫瘍に細い針を刺して細胞を採取し、癌の有無や病変の細胞診断を行います。

3. 病理解剖

 ご遺族の承諾のもとに、病死された患者さまのご遺体を解剖させていただくのが病理解剖で、剖検ともよばれます。生前の診断は正しかったのか、病気の進行具合はどの程度であったのか、治療は適切であったのか、治療効果はどうであったのか、死因は何か、といったことを検査・検討します。
 病理解剖の結果が蓄積されることにより他の方法では得難い医学の進歩への貢献が期待されます。

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作成者 箕面市立病院
作成 平成23年(2011年)6月1日
更新  
期限 なし